
「VIOの乾きがなんだか気になる」「下着やナプキンにこすれてムズムズする」。
デリケートゾーンの乾燥は、人には相談しづらくて、ひとりでスマホを握って検索している方もいるテーマですよね。
調べるほど、「これって保湿していいの?」「そもそも何を気をつければいいの?」と、かえって迷ってしまうこともあると思います。
人に聞きにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、VIOの保湿でできるセルフケアと、その前に知っておきたい肌のしくみ、そして受診を考える目安までを、正直にお伝えしていきます。
顔や体の肌と同じで、乾いた部分にうるおいを与えて乾燥を防ぐ、という考え方なんですよね。
ただ、デリケートゾーンの悩みは原因はひとつではありません。
かゆみやヒリヒリ感、赤み、おりものの変化などがあるときは、乾燥以外の原因が隠れていることもあります。
そういうときは、保湿だけで済ませないほうがよい場合があります。
この記事では、まず「保湿でできること」を押さえたうえで、「セルフケアでは変えられないこと」と「受診の目安」まで、順番に見ていきます。
保湿の話に入る前に、デリケートゾーンの肌が乾燥や刺激に弱い理由を、かんたんに知っておきましょう。
デリケートゾーンの肌に、汗や下着、ナプキン、おりものシート、石けんなどの刺激が加わると、かぶれ(=接触皮膚炎のこと)を起こして、かゆみやヒリヒリ感が出ることがあります。
日本皮膚科学会の解説では、肌の一番外側にある角層(=皮膚の表面にあるごく薄い層のこと)はバリアの役割を果たしていて、ここが乱れると石けんなどの刺激物質が入り込み、炎症が起こりやすくなるとされています。
これは特別な体質の人だけでなく、誰にでも起こりうることなんですね。
肌が乾燥していると、ちょっとした刺激でもかゆくなりやすくなります。
だからこそ、刺激をできるだけ減らして、肌のうるおいを保つことが、セルフケアの基本になります。
日本女性医学学会の一般向け解説によると、更年期の世代には皮膚がかさついたり、むずむずしたりする症状が現れやすく、これは女性ホルモン(=エストロゲンのこと)の分泌低下と関係があるとされています。
皮膚は、このエストロゲンの働きを受ける臓器のひとつなんですね。
自分の肌の変化を、年齢のせいだと責める必要はありません。
体の自然な移り変わりの一部として、やさしくケアしていきましょう。
日本女性医学学会は、更年期の皮膚症状が気になる場合には、婦人科の更年期外来などで相談することをすすめています。
ここがこの記事のいちばん大事なところです。
むずかしい道具はいりません。
「やさしく洗う」と「うるおいを保つ」の2つが軸になります。
① まずはぬるま湯で素洗いして、汚れをゆるめます。
② 洗浄料はしっかり泡立てて、泡をのせるようにそっと洗います。
③ こすらないように気をつけて、泡をぬるま湯でやさしく洗い流します。
ゴシゴシ洗わなくても、泡でやさしく包むだけで十分です。
熱すぎないお湯を使うのもポイントです。
入浴などで清潔にしたあと、肌がうるおっているうちにケアすると取り入れやすいです。
顔や体と同じで、手のひらでそっとなじませて、こすらないように広げます。
はじめて使うものは少量から試して、しみる・赤くなる・かゆくなるなど「合わないな」と感じたら、使用をやめましょう。
・ナイロンタオルなどで強くこする
・洗浄力の強いボディソープで何度も、必要以上に洗いすぎる
・かゆくても掻きむしる
・熱いお湯で長い時間洗う
・通気性のよい下着を選ぶという方法があります
・ナプキンやおりものシートは、こまめに取り替えるようにする
あわせて読んでみてくださいね。
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
デリケートゾーンやヒップ、下着のしめつけなどで乾燥が気になる部分を、毎日の保湿とマッサージでやさしくケアしたい方に向けたマッサージミルクです。
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日常の保湿ケアを取り入れたい方のためのオーガニックバームです。
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。
デリケートゾーンの乾燥が気になり、洗うケアだけでなく日々の保湿ケアも取り入れたい方に向けたフェミニンモイスチャーセラムです。
このほかのアイテムは、保湿ジェル・クリームの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
ここは、少し正直な話をさせてください。
保湿は、乾いた肌にうるおいを与えるためのセルフケアであって、病気を治すものではありません。
日本皮膚科学会の解説では、皮膚のかゆみには乾燥だけでなく、腎臓や肝臓などの病気、ホルモンの異常、内服薬などが関係している場合もあるとされています。
そして、原因となる病気がある場合には、その治療が必要になります。
かぶれ(接触皮膚炎)が起きているときも、いちばん大切なのは原因となっている刺激を見つけて取り除くことで、炎症を抑えるために塗り薬が必要になることもあります。
ここは医療の領域です。
また、更年期のホルモンの変化にともなう不調は、婦人科で相談できることがあります。
つまり、「うるおいを保つ」ことはセルフケアでできても、その奥にある原因まで保湿で変えることはできない、ということなんですね。
ここを正直に線引きしておくことが、遠回りをしないためのいちばんの近道だと思います。
次のような場合は、セルフケアだけで様子を見ず、受診を考えてみてください。
・かゆみやヒリヒリ感、痛みが続く、または強いとき
・赤み、ただれ、ブツブツなどの湿疹やかぶれがあるとき
・保湿などのセルフケアを続けてもよくならない、思い当たる原因がないとき
・おりものの変化や出血など、肌の乾燥では説明がつかない変化をともなうとき
ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、がまんせずに相談して大丈夫です。
相談先の目安としては、肌の症状が強いときは皮膚科、おりものや生理まわりの変化をともなうときは婦人科が入り口になります。
「こんなことで受診していいのかな」とためらう方もいますが、デリケートゾーンの悩みは、診察の場ではよくある相談です。
セルフケアを続けてよいものか、治療が必要なものかを見分けてもらえるだけでも、気持ちがぐっと軽くなりますよ。
入浴などで清潔にしたあと、肌がうるおっているタイミングで取り入れる方法があります。
こすらず、そっとなじませてあげてくださいね。
日本皮膚科学会の解説では、皮膚に刺激物質などが触れることで接触皮膚炎が起こり、かゆみやヒリヒリ感、赤みなどが現れることがあるとされています。
使う場合は少量から試して、しみる・かゆい・赤くなるなど合わないと感じたら使用をやめ、症状が続くときは受診してください。
かゆみの原因は、乾燥だけとは限りません。
日本皮膚科学会の解説では、皮膚のかゆみには乾燥のほか、内臓の病気やホルモンの異常、内服薬などが関係している場合もあるとされています。
保湿を続けてもよくならない、くり返す、というときは、乾燥以外の原因がないか、受診で確かめましょう。
自己判断で始めず、かかりつけの医師に相談してから取り入れると安心です。
気になる症状があるときは、次の健診を待たずに、かかりつけの医療機関へ連絡してくださいね。
最後に、大事なところをおさらいします。
・ただし、かゆみや湿疹、おりものの変化などがあるときは、保湿だけで済ませず受診を考えましょう。
デリケートゾーンのアイテムをもっと見てみたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてくださいね。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考