
ふとした瞬間にムズムズして、でも人には聞きにくい。
デリケートゾーンのかゆみは、仕事中でも掻けずに困ってしまう、つらい悩みなんですよね。
「病院に行くほどかな」と迷いながら、夜にひとりで検索している方もいると思います。
人に相談しにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、かゆみに関係することがある原因と、今日からできるセルフケア、そして「ここからは医療の出番」という受診の目安を整理してお伝えします。
まずは落ち着いて、自分の状態を一緒に見ていきましょう。
デリケートゾーンのかゆみは、人に相談しにくい悩みのひとつです。
下着やナプキンによる刺激、ムレ、乾燥といった生活面のものから、腟や外陰部の炎症・感染によるものまで、さまざまな可能性があります。
だからこそ、「よくあること」と決めつけて放っておくのも、「大変な病気かも」と不安になりすぎるのも、どちらも避けたいところ。
この記事では、まず原因として考えられることを整理し、次に自分でできるケア、最後に「こういうときは受診を」という目安をお伝えします。
かゆみに加えて、おりものの変化や痛み、赤みなどがある場合は、セルフケアだけで様子を見ないことが大切です。
くわしい受診の目安は、後半で説明しますね。
かゆみの原因は、大きく「生活や環境によるもの」と「からだの内側の変化・炎症によるもの」に分けて考えると整理しやすいです。
ここでは代表的なものを見ていきましょう。
とくに更年期の世代では、皮膚がひどくかさついたり、むずむずした感じが出やすくなることがあります。
これは閉経に伴う女性ホルモン(=エストロゲン。
皮膚のうるおいやハリにも関わる女性ホルモンのこと)の分泌低下と関係があると、日本女性医学学会は解説しています。
皮膚は、生殖器以外では最大のエストロゲンの標的となる臓器とされていて、ホルモンの変化が肌の状態に影響することがあるのです。
こうしたものは見た目や感覚だけで自己判断するのが難しく、医療機関での確認が必要になります。
「もしかして」と思ったら、後半の受診の目安を参考にしてくださいね。
ここからは、かゆみが気になるときに自分でできる工夫を紹介します。
ただし、これらは「かゆみを治す方法」ではなく、肌への刺激を減らすための工夫の一例です。
ケアをしても変化がない、むしろ悪化するというときは、無理に続けず受診を検討してください。
① 洗浄料をよく泡立てて、泡で包むようにそっと洗う
② 強くこすらず、ぬるま湯でやさしく流す
③ ゴシゴシ洗いや、1日に何度も洗うのは避ける
「こすらない」「洗いすぎない」が、デリケートな部分をいたわるうえでの基本です。
・通気性のよい素材の下着を選ぶという方法があります
・汗やおりものが気になるときは、下着やシートをこまめに取り替える
・締めつけの強い服や、合わないと感じる素材は避けてみる
かゆいときほど、やりがちだけれど避けたい行動があります。
・かゆい部分をかきむしる
・ゴシゴシ洗う、洗いすぎる
・刺激の強いものを自己判断で使い続ける
かゆくても、かかずにそっとしておくことが大切です。
どうしてもつらいときは、我慢せず医療機関に相談してくださいね。
フェムケア全体の考え方については、こちらの記事もあわせてどうぞ。
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。
デリケートゾーンやヒップ、下着のしめつけなどで乾燥が気になる部分を、毎日の保湿とマッサージでやさしくケアしたい方に向けたマッサージミルクです。
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
ここは、この記事でいちばん正直にお伝えしたいところです。
これまで紹介したセルフケアは、あくまで「肌への刺激を減らし、清潔とうるおいを保つ」ための工夫です。
一方で、次のようなものは、セルフケアでどうにかするものではありません。
・カンジダなどの腟炎や、性感染症といった感染が関係しているかゆみ
・原因がはっきりしない、強いかゆみや長引くかゆみ
・おりものの変化や、痛み・出血をともなう症状
市販のケア用品や洗い方の工夫で「治す」ことはできません。
「セルフケアでできること」と「医療の領域」を切り分けて考えることが、遠回りをしないための近道です。
次のような場合は、自己判断で様子を見ず、医療機関への相談をおすすめします。
・かゆみが強い、または長く続いている
・おりものの量・色・においに、いつもと違う変化がある
・外陰部に赤み、ただれ、腫れ、痛みがある
・市販のケアを試しても、よくならない・くり返す
ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、相談して大丈夫です。
「こんなことで受診していいのかな」とためらう方は多いのですが、気になることを確かめに行くのは、何もおかしいことではありません。
受診するのは、女性のからだ全般を診てくれる婦人科(産婦人科)が基本です。
妊娠中の方、産後まもない方、持病があって治療中の方は、自己判断でケア用品を使う前に、まず主治医やかかりつけの医療機関に相談してください。
症状があるときは、次の健診を待たずに連絡をするのが安心です。
更年期の世代で、皮膚の乾燥やむずむずした感じが気になるという場合は、婦人科の更年期外来などで相談できます。
日本女性医学学会も、こうした症状で悩む方には受診のうえ対処することをすすめています。
ひとりで抱えこまず、「相談してもいいこと」として、気軽に専門家を頼ってくださいね。
ただし、強いかゆみ、長引くかゆみ、おりものの変化や痛みをともなう場合は、様子を見ずに婦人科へ相談してください。
自己判断で病名を決めつけないことが大切です。
泡でやさしく、ぬるま湯で洗うことを意識してみてください。
それでも続く場合は、別の原因が隠れていることもあるので受診をおすすめします。
自己判断で薬を使い続けることはおすすめしません。
気になるときは医療機関で相談してください。
更年期の世代では、ホルモンの変化にともなって皮膚がかさついたり、むずむずした感じが出やすくなることがあると、日本女性医学学会は解説しています。
気になる場合は、婦人科の更年期外来などで相談してみてください。
デリケートゾーンのかゆみは、ムレや刺激、乾燥、炎症・感染など、さまざまな要因が関係することがある身近な悩みです。
自分でできるのは、やさしく洗い、清潔とうるおいを保ち、刺激を減らす工夫まで。
強いかゆみやおりものの変化、痛みなどがあるときは、迷わず婦人科に相談してください。
人に言いにくいことだからこそ、正しい情報を知って、必要なときに専門家を頼る。
それが遠回りをしない一番の近道です。
フェムケアの始め方やアイテムについては、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてくださいね。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考