デリケートゾーンのオイルとは?使い方とセルフケアの目安をやさしく解説

デリケートゾーンの乾燥やムズムズ、ヒリつき。
人に聞きにくいからこそ、自己流のまま「これでいいのかな」と不安になりますよね。
鏡で見えにくい場所だけに、ひとりでモヤモヤ抱えこんでしまう方も少なくありません。
でも、人に言いにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、デリケートゾーン用のオイルがどんなケアなのか、使い方の手順、そしてセルフケアで整えられること・医療機関に相談したほうがよいことの線引きまで、順番にお伝えします。
まずは「知ること」から、やさしく始めていきましょう。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
デリケートゾーンのオイルってどんなもの?まず知っておきたいこと
顔やボディを化粧水やクリームで保湿するのと同じように、デリケートゾーンの皮膚にもうるおいを与えるという考え方なんですね。
ここで大切なのは、オイルはあくまで「皮膚の表面をうるおすもの」だということ。
かゆみやヒリつきの背景には、乾燥だけでなく、ほかの原因が隠れていることもあります。
日本皮膚科学会の一般向け解説では、皮膚のかゆみについて、肌の乾燥のためにちょっとした刺激でかゆくなることもある一方で、内臓の病気やホルモンの異常などが原因になっていることもあると説明されています。
ですから「オイルを塗れば何でも落ち着く」と考えるのではなく、気になる症状が続くときは医療機関に相談する、という視点も一緒に持っておけると安心です。
受診の目安は、記事の後半でくわしくお伝えしますね。
なぜデリケートゾーンは乾燥しやすいの?
「顔や手は乾燥するけど、デリケートゾーンも乾燥するの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、この部分の皮膚はとても繊細です。
背景を知っておくと、ケアの意味も分かりやすくなります。
皮膚が薄く、刺激を受けやすい
日本皮膚科学会の解説でも、肌が乾燥していると、ちょっとした刺激で痒くなることがあると述べられています。
女性ホルモンの変化が関係することがある
このホルモンの変化が、からだのさまざまな部分に影響することが知られています。
年齢を重ねるなかで感じる変化は、自分を責めるようなことではありません。
からだの移り変わりのひとつとして、おだやかに向き合っていけたらいいですね。
ライフステージによっても感じ方が変わる
乾燥やデリケートゾーンの悩みは、更年期の世代だけのものではありません。
感じ方には個人差が大きいので、「周りと比べてどうか」よりも「自分にとって心地よいか」を目安にしてみてくださいね。
今日からできるデリケートゾーンのセルフケア
ここからは、おうちでできるケアを具体的にお伝えします。
むずかしいことはありません。
「やさしく・こすらず・うるおいを与える」が基本の考え方です。
オイルを使った保湿の手順
① 入浴のあと、清潔なタオルで水気をやさしく押さえるように拭き取ります
② 手を清潔にしてから、オイルを手に少量とります
③ 外陰部のまわり(目に見える皮膚の部分)に、こすらずそっとなじませます
④ 肌になじむまで、手のひらで包むように軽く押さえます
ポイントは、ゴシゴシすり込まないこと。
量は商品の表示を目安に、少しずつ調整してみてください。
洗い方で気をつけたいこと
保湿とあわせて意識したいのが、洗い方です。
・熱すぎないお湯で洗うという方法があります
・洗浄料を使うときは、よく泡立ててから、泡でそっと包むように洗うとやさしく洗えます
・洗うのは外側の皮膚の部分で、腟の内側まで洗い込む必要はありません
肌がかゆいとき、私たちはつい強く洗ったりかいたりしてしまいがちですよね。
でも、強い刺激はかえって肌の負担になることがあります。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、皮膚そう痒症について、原因となる病気がある場合はその治療が必要であり、皮膚が乾燥している場合には保湿薬を塗ることも大切だと説明されています。
やってしまいがちなNGケア
・かゆいからといって、強くこすったり、かきむしったりする
・においが気になるからと、必要以上にゴシゴシ洗う
・肌に異常があるのに、様子を見ようと刺激の強いケアを続ける
よかれと思ってやっていたことが、実は肌にとっては刺激になっていた、ということもあります。
「がんばって洗う」より「やさしく整える」。
この意識の切り替えが、デリケートゾーンのケアではとても大切なんです。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
フェミセラオイル 50mL
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。
フェミセラオイル for V 30mL
デリケートゾーンの乾燥が気になり、毎日の保湿ケアを取り入れたい方に向けたオイルです。
FEMSIR デリケートオイルエッセンス
デリケートゾーンの乾燥によるかさつきが気になり、うるおいを与えるケアを取り入れたい方に向けたオイルエッセンスです。
pitôn Femcare Oil
デリケートゾーンの乾燥や摩擦が気になり、毎日のうるおいケアを取り入れたい方に向けたフェムケアオイルです。
このほかのアイテムは、保湿ジェル・クリームの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
セルフケアで整えられること・できないこと
ここは、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
セルフケアには、できることと、できないことがあります。
一方で、セルフケアでは対応できないこともあります。
これらは、オイルを塗ることで見分けたり整えたりできるものではありません。
日本皮膚科学会の解説でも、皮膚のかゆみの背景には、乾燥のほかに内臓の病気やホルモンの異常などさまざまな原因があり得ると説明されています。
ですから、「保湿してもよくならない」「むしろ気になる症状が増えてきた」というときは、セルフケアだけで抱えこまず、医療の力を借りるタイミングです。
ここを正直に線引きしておくことが、遠回りのようでいて、実はいちばんの安心につながります。
フェムケア全体の考え方については、こちらの記事もあわせてどうぞ。
こんなときは受診を。
デリケートゾーンの相談先の目安
次のような場合は、セルフケアを続けるよりも、医療機関への相談をおすすめします。
・かゆみやヒリつき、痛みが続く、または強くなっていく
・おりものの色・量・においが、いつもと違う
・月経ではないのに出血がある(不正な性器出血)
・保湿や洗い方の工夫をしても、気になる症状が続く
特に、月経以外の出血については注意が必要です。
受診の目安に迷ったときは、「ここに当てはまらないから大丈夫」と考えなくて大丈夫です。
当てはまらなくても、気になる症状や不安があるときは、相談してかまいません。
相談先は、デリケートゾーンの症状なら婦人科(産婦人科)が中心になります。
皮膚の赤みやただれが気になる場合は皮膚科という選択肢もあります。
「こんなこと相談していいのかな」とためらう必要はありません。
デリケートゾーンの悩みは、医療機関にとっては日常的に相談を受けている、ごくふつうのこと。
ひとりで我慢せず、気軽に扉をたたいてみてくださいね。
よくある質問
デリケートゾーンのオイルは毎日使ってもいいですか?
ただし肌に異常を感じたときは使用を中止し、様子を見てください。
肌の異常が続く場合や、かゆみ・痛みなどの症状がある場合は、医療機関に相談してください。
妊娠中の方、産後まもない方、治療中の方は、使ってよいか自己判断せず、かかりつけの医療機関に相談すると安心です。
オイルとクリーム、ジェルは何が違いますか?
大きな違いは使用感です。
オイルは肌になめらかになじみやすく、クリームやジェルはみずみずしい感触やべたつきにくさが特徴とされることが多いです。
正解はひとつではないので、自分が心地よく続けられるテクスチャーを選ぶのがいちばんです。
かゆみがあるときにオイルを塗っても大丈夫?
ただし、かゆみが続く・強くなる、おりものの変化や痛みを伴う場合は、オイルで対応しようとせず、医療機関に相談してください。
かゆみの背景には、乾燥以外の原因が隠れていることもあります。
産後ですが、デリケートゾーンのケアを始めても大丈夫?
産後のからだの回復には個人差があります。
デリケートゾーンに傷や痛みが残っている時期や、気になる症状があるときは、自己判断で始めず、産後健診などの機会にかかりつけの医療機関へ相談してみてください。
気になる症状があるときは、次の健診を待たずに連絡してくださいね。
まとめ
最後に、大切なポイントを振り返ります。
・ケアの基本は「やさしく・こすらず・うるおいを与える」。
強い刺激は避けましょう
・かゆみや出血、おりものの変化などが続くときは、セルフケアで抱えこまず、婦人科などへ相談を
見えにくい場所だからこそ、自分のからだと少しずつ向き合っていけたらいいですね。
フェムケアの情報をもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考

























































