陰部のかゆみはなぜ起こる?原因とセルフケア・受診の目安

ふとした瞬間に気になる、陰部のかゆみ。
かきたくても人前ではかけないし、誰かに相談するのも気がひける。
病院に行くほどなのかも分からなくて、ひとりでモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。
人に聞きにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、陰部がかゆくなる主な原因と、今日からできるやさしいケア、そして「こんなときは受診を」という目安を整理してお伝えします。
まずは落ち着いて、できることから一緒に見ていきましょう。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
陰部のかゆみ、その答えは「原因はひとつではない」
ただ、ここで知っておいてほしいのは、かゆみの原因はひとつではないということ。
年代によっては、ホルモンの変化が関わっていることもあるんですよね。
原因によって必要な対応は変わります。
だからこそ「ただのかぶれだろう」と決めつけず、まずは可能性を広く知っておくことが大切です。
一方で、おりものの変化や痛み、出血をともなうかゆみ、なかなか治まらないかゆみは、からだからのサインのこともあります。
あとの「受診の目安」で触れますので、そちらも読んでみてくださいね。
陰部がかゆくなる主な原因
ここでは、陰部のかゆみに関係することがある要因を整理します。
ひとつに当てはめず、「こういう可能性があるんだな」という視点で読んでみてください。
下着やナプキンなどの接触による刺激
何にふれて起きているのか、思い当たるものを振り返ってみると、手がかりになることがあります。
洗いすぎによる刺激
「しっかり洗う」よりも「やさしく洗う」が基本になります。
乾燥やホルモンの変化(主に40代以降の方)
40代以降の方では、ホルモンの変化が関わってくることがあります。
日本女性医学学会の解説によると、更年期になると「皮膚の上を蟻がはうようなむずむずした感じ」など、皮膚のかさつきやむずむずした症状が現れやすくなり、これは閉経にともなう女性ホルモン(=エストロゲン。
皮膚のうるおいやハリにも関わるホルモンのこと)の分泌低下と関係があるとされています。
皮膚は、生殖器以外では最大のエストロゲンの標的臓器ともいわれています。
ただし、年代のせいと決めつけてしまうと、ほかの原因を見のがすこともあります。
気になる症状があれば、あとで触れる受診の目安も確かめてみてください。
今日からできる、デリケートゾーンのやさしいケア
ここからは、かゆみが気になるときに取り入れやすいケアを紹介します。
結果を約束するものではありませんが、刺激を減らすという意味で、知っておいて損はありません。
やさしく洗う・ムレをためない工夫
① 洗浄料をよく泡立てて、泡でそっと洗う
② 指の腹を使い、こすらずに洗う
③ ぬるま湯でやさしく洗い流す
④ 洗ったあとは、清潔なタオルで押さえるように水分をふき取る
⑤ 通気性のよい下着を選ぶ
⑥ 生理中は、ナプキンなどをこまめに取りかえる
やってはいけないNGケア
・強くこすって洗う、長時間ゴシゴシ洗う
・かゆいからといってかきむしる
・腟の内部まで洗う(内部は洗わないのが基本です)
どうしても気になるときほど、「こすらない・かかない」を思い出してみてください。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
インティマM デリケートゾーン ウォッシュジェル マリーゴールドの香り 500ml
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
フェミニン マッサージミルク <ローズ&イランイラン>125mL
デリケートゾーンやヒップ、下着のしめつけなどで乾燥が気になる部分を、毎日の保湿とマッサージでやさしくケアしたい方に向けたマッサージミルクです。
フェミセラオイル 50mL
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。
このほかのアイテムは、保湿ジェル・クリームの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
セルフケアで変えられないこと
ここは、正直にお伝えしたい大切なところです。
感染症が原因で起きているかゆみは、洗い方や保湿を見直しても落ち着かないことがあります。
こうした場合は、原因に合った対応が必要になるため、セルフケアだけで解決しようとするのは得策ではありません。
また、ホルモンの変化が関わる症状についても、セルフケアだけで考えず、気になるときは専門家に相談するという選択肢があります。
「ケアを続けているのに変わらない」と感じたら、それは自分のケアが足りないのではなく、セルフケアの範囲を超えているサインかもしれません。
そのときは、次の受診の目安を確かめてみてください。
こんなときは受診を。
婦人科・皮膚科への相談の目安
次のような場合は、医療機関への相談をおすすめします。
・おりものの量・色・においに、いつもと違う変化がある
・かゆみに加えて、痛みや熱っぽさ、ただれがある
・月経以外の出血や、下腹部の痛みをともなう
・セルフケアを続けても、かゆみがなかなか治まらない、繰り返す
ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば相談して大丈夫です。
「こんなことで行っていいのかな」とためらう必要はありません。
デリケートな悩みを診てもらうのは、とても自然なことなんですよね。
受診先に迷うときは、おりものの変化や性器の症状をともなうなら婦人科・産婦人科が目安になります。
皮膚の症状として相談したい場合は皮膚科という選択肢もあります。
なお、妊娠中の方や産後まもない方、持病があって治療中の方は、自己判断でケアを進めず、次の健診を待たずにかかりつけの医療機関へご連絡ください。
よくある質問
かゆいとき、市販のケア用品で洗えば落ち着きますか?
ただし、かゆみの原因はさまざまで、洗浄だけでは落ち着かないこともあります。
繰り返したり長引いたりするときは、自己判断を続けず、医療機関に相談してください。
かゆいところをかいてはいけないのはなぜですか?
冷たいタオルをあてるなどして、できるだけかかずに過ごし、治まらないときは相談を検討しましょう。
デリケートゾーンは、しっかり洗ったほうが清潔ですか?
強く洗えば清潔、というわけではありません。
腟の内部は洗わないのが基本です。
年齢とともにかゆみや乾燥が出てきました。
年のせいでしょうか?
40代以降の方では、ホルモンの変化が皮膚のかさつきやむずむずに関わることがあるとされています。
ただし、年代による変化と決めつけず、気になる症状が続くときは婦人科などで相談してみてください。
まとめ
陰部のかゆみは、身近な悩みでありながら、原因はひとつではありません。
ムレや刺激、洗いすぎ、年代によるホルモンの変化など、背景はさまざまです。
まずは「こすらない・かかない・ためこまない」を意識して、肌の環境を整えてみてください。
そして、おりものの変化や痛み、出血をともなうとき、セルフケアで治まらないときは、ひとりで抱えず医療機関に相談を。
それが、安心への近道です。
デリケートゾーンのケアについてもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてくださいね。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
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