フェミニンケアとは?意味と基本・今日から始める3つのケアと受診の目安

「フェミニンケアって、よく聞くけれど何をすればいいの?」
そう思って検索した方も多いのではないでしょうか。
顔や髪のお手入れはしていても、デリケートゾーンのケアは誰からも教わらないまま、なんとなく過ごしてきた。
そんな方は少なくありません。
人に聞きにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、フェミニンケアという言葉の意味と、今日から始められる基本のケア、そして「ここからは医療に相談」という線引きまでをまとめました。
肩の力を抜いて、読み進めてみてくださいね。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
フェミニンケアとは?デリケートゾーンをいたわる毎日のお手入れのこと
フェミニンケアとは、ひとことでいうとデリケートゾーンをふくむ体のお手入れのことです。
「フェムケア」と呼ばれることもあります。
むずかしいものではありません。
顔を洗って保湿するのと同じように、デリケートゾーンもやさしく清潔にして、うるおいを保つ。
その延長にあるのがフェミニンケアです。
特別な道具がなくても、今日から始められます。
ただし、ひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。
かゆみ・におい・おりものの変化などは、腟炎などの病気が関係している場合があります。
気になる症状があるときは、セルフケアだけで判断せず、婦人科に相談するという選択肢も持っておいてくださいね。
この「ケアでできること」と「医療に任せること」の線引きは、この記事の後半でくわしくお伝えします。
そもそも「デリケートゾーン」ってどこ?
おりものについて少し知っておくと、ケアの考え方がわかりやすくなります。
厚生労働省の研究班が作成した情報サイト「ヘルスケアラボ」によると、正常なおりものには腟(ちつ)の中を守るはたらきがあり、腟の中を酸性に保って、うるおいをもたせ、細菌などの侵入を防いでいるとされています。
正常なおりものの色は、透明から白っぽい色で、下着について乾くと薄い黄色に変わることがあるとされています。
つまり、おりものがあること自体は、体を守るための自然なはたらきなんですね。
この「自分で守る力」を大切にすることが、フェミニンケアの土台になります。
なぜフェミニンケアが大切といわれるの?
デリケートゾーンは、下着や生理用品にふれる時間が長く、汗や蒸れもこもりやすい場所です。
だからこそ、やさしく清潔に整える習慣が役立つと考えられています。
ここでは、知っておきたい体のしくみを3つに分けて見ていきます。
① 皮膚がうすく、刺激を受けやすい
やさしく扱うことが、何よりのポイントなんですよね。
② 蒸れやすく、こすれやすい
下着や衣類にふれ、汗や生理用品の影響も受けるため、蒸れやこすれが起きやすい場所です。
ヘルスケアラボでは、ナプキンを長時間使っていることで腟炎を起こすことがあると紹介されています。
生理用品をこまめに替えることや、通気性に気をつけることが、心地よく過ごす工夫のひとつになります。
③ 体調やゆらぎの影響を受けやすい
ヘルスケアラボによると、女性ホルモンのバランスや体調がくずれると、腟炎を発症することがあるとされています。
体全体の状態とつながっている場所だと考えると、ケアの意味が見えてきます。
今日からできるフェミニンケアの基本3ステップ
ここからは、毎日の暮らしに取り入れやすいケアを紹介します。
むずかしく考えず、「洗う・乾かす・保つ」の3つから始めてみてください。
結果を約束するものではありませんが、心地よく過ごすための習慣として取り入れてみる価値はありますよ。
ステップ1:やさしく洗う
① ぬるめのお湯で、デリケートゾーンをやさしく流す
② 洗浄料を使うときは、手のひらでよく泡立てる
③ 指の腹で、こすらずに泡をなでるように洗う
④ 泡をしっかり洗い流す
強い力でこすらないこと。
これが基本です。
ステップ2:水気をおさえて乾かす
洗ったあとは、タオルでこすらず、やさしく押さえるようにして水気をとります。
蒸れが気になる場所だからこそ、しっかり乾かしておくことも心地よさにつながります。
ステップ3:うるおいを保つ
乾燥が気になる方は、取り入れてみてくださいね。
やってしまいがちなNGケア
ケアは「やりすぎない」ことも大切です。
・ゴシゴシと強くこすって洗う
・1日に何度も、念入りに洗いすぎる
・腟の内側まで洗おうとする
おりものは腟を守る自然なはたらきの一部です。
洗いすぎは、かえって肌の負担になることがあります。
「ていねいに」と「やりすぎ」は別もの、と覚えておくとよいですね。
フェミニンケアに関心を持ち始めた方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL
毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。
インティマM デリケートゾーン ウォッシュジェル マリーゴールドの香り 500ml
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
YES インティメイト・フォームウォッシュ 無香料
デリケートゾーンをやさしく洗いたい方に向けた、無香料タイプのフェムゾーン用ソープです。
このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
フェミニンケアで変えられないこと
ここは、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
ここまでが、セルフケアの範囲です。
一方で、次のようなことは、セルフケアでどうにかしようとしてはいけない領域です。
・かゆみ・におい・おりものの変化の「原因を見きわめること」
・腟炎などの病気の診断や治療
ヘルスケアラボによると、おりものや外陰部のちょっとしたかゆみは病気ではないこともありますが、おりものの色が緑・黄・茶色だったり、強い臭いがあったり、量がとても増えたりした場合は、腟炎などが疑われるとされています。
こうした変化の原因は、自分では見分けがつきません。
ケアアイテムでにおいやかゆみを一時的にやわらげようとしているうちに、相談のタイミングが遅れてしまう。
それが、いちばん避けたいことなんです。
「セルフケアでできること」と「医療に相談すること」は、きっぱり分けて考える。
これが、自分の体を守るうえでとても大切です。
こんなときは受診を。
婦人科に相談する目安
次のような場合は、セルフケアを続けるより、婦人科への相談をおすすめします。
・おりものの色が、緑・黄・茶色など、いつもと違う
・おりものに強い臭いがある、または量がとても増えた
・ヨーグルト状のおりものが多く出る
・かゆみが強い、くり返す、または長く続く
これらは、ヘルスケアラボでも腟炎などの可能性があるとされている変化です。
ヘルスケアラボでは、下腹部の痛みや、生理中ではない時期に血液が混じる場合にも、病気が関係している可能性があると説明されています。
こうした症状がある場合も、婦人科に相談してください。
そして大切なのは、ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば相談していい、ということ。
「こんなことで受診していいのかな」とためらう方は多いのですが、デリケートゾーンの悩みを診てもらうのは、婦人科にとってごく日常的なことです。
ひとりで抱えこまず、気軽に相談してみてくださいね。
よくある質問
フェミニンケアは、何歳から始めればいいですか?
年齢の決まりはありません。
思い立ったときが始めどきと考えて大丈夫ですよ。
デリケートゾーンは、毎日洗ったほうがいいですか?
やさしく清潔に保つことは、心地よく過ごす習慣のひとつです。
ただし、強くこすったり、何度も洗いすぎたりするのは避けたいところ。
おりものには腟を守る自然なはたらきがあるとされているので、「ていねいに、やりすぎず」が基本です。
おりものがあるのは、異常ですか?
いいえ。
ヘルスケアラボによると、正常なおりものは腟を守る自然なはたらきの一部で、色は透明から白っぽい色とされています。
ただし、色やにおい、量にいつもと違う変化があるときは、腟炎などが疑われることもあるため、婦人科に相談してください。
かゆみが続くときは、どうすればいいですか?
かゆみの原因はひとつではなく、自分では見分けがつきません。
強いかゆみや、くり返す・長く続くかゆみがあるときは、セルフケアだけで様子を見ず、婦人科に相談することをおすすめします。
まとめ
最後に、この記事の要点を振り返ります。
・フェミニンケアとは、デリケートゾーンをやさしく清潔に整え、うるおいを保つ毎日のお手入れのこと
・基本は「洗う・乾かす・保つ」。
こすらず、やりすぎないことが大切
・かゆみ・におい・おりものの変化は、原因の見きわめや治療はセルフケアの範囲外。
気になるときは婦人科へ
デリケートゾーンの悩みは、人に相談しにくいからこそ、正しい情報が安心につながります。
自分の体をいたわる習慣として、できることから少しずつ始めてみてくださいね。
フェミニンケアについてもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

















































