陰部の黒ずみがひどいと感じる原因は?知っておきたい肌のしくみとセルフケア、受診の目安

鏡を見て、デリケートゾーンの黒ずみがひどいと感じて落ちこんだこと、ありませんか。
産後に色が濃くなった気がする、昔より目立つようになった気がする。
でも人には聞きにくいし、病院に行くほどのことでもない気がする。
そんな思いで、夜ひとりで検索している方も多いと思います。
人に相談しにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、デリケートゾーンの色が濃くなるしくみと、今日からできるセルフケア、そしてセルフケアでできること・できないことの線引き、受診を考えたい症状までを、順番に整理してお伝えします。
読み終わるころには、次に何をすればいいかが見えているはずです。
まずは、肌のしくみから一緒に見ていきましょう。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
陰部の黒ずみがひどいと感じるとき、まず知ってほしいこと
デリケートゾーンの色は、もともと個人差が大きい部分です。
色の濃さそのものが、ただちに病気を意味するわけではありません。
まずはそのことを知っておいてくださいね。
一方で、肌の色が濃くなる背景には、メラニンという色素のはたらきが関係しています。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、紫外線による日焼けで皮膚が黒くなる「サンタン」は、炎症反応によって色素細胞が刺激され、メラニンが大量に作られた結果だと説明されています。
ただし、色の変化とあわせて、かゆみ・おりものの変化・出血・痛みなどがある場合は、別の原因が隠れていることもあります。
そうしたときは、自己判断で済ませず、受診を考えてほしいタイミングです。
くわしくは、記事の後半でお伝えしますね。
デリケートゾーンの色が濃くなるのは、なぜ?
色が濃くなる背景には、いくつかの要因が関係していると考えられています。
ここでは、肌のしくみの面から整理します。
メラニンという色素のはたらき
肌の色のもとになっているのが、メラニンという色素です。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、紫外線を浴びて皮膚が黒くなる「サンタン」について、炎症反応により色素細胞(メラノサイト)が刺激され、メラニンが大量に作られた結果だと説明されています。
このメラニンは、紫外線をよく吸収して肌を守る、防御のためのしくみでもあります。
こすれ・摩擦という刺激
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aによると、接触皮膚炎(かぶれ)は、外部からの刺激物質や抗原が皮膚に接触することで起こる炎症で、かゆみやヒリヒリ感を伴い、慢性化すると皮膚がごわごわした状態になることがあるとされています。
皮膚が黒くなるしくみが「炎症による刺激」と関係していることをあわせて考えると、こすれや摩擦をできるだけ減らすことは、肌への刺激を減らすことにつながります。
肌への刺激が重なりやすい場所であること
だからこそ、「刺激をためこまない」という視点が、日々のケアのポイントになります。
年齢やライフステージによる変化
体の状態は、年齢や出産などのライフステージによっても移り変わっていきます。
気になる変化が続くときは、次に紹介するセルフケアを見直しつつ、後半の受診の目安もあわせて確認してみてくださいね。
今日からできる、デリケートゾーンのセルフケア
ここからは、毎日の暮らしの中でできるケアを整理します。
結果を約束できるものではありませんが、肌への刺激を減らす工夫として知っておくと役立ちます。
洗い方の手順
① ぬるま湯で、やさしく予洗いする
② 洗浄料をよく泡立てて、泡でそっと洗う
③ ゴシゴシこすらず、指のはらでなでるように洗う
④ 泡が残らないように、ぬるま湯でていねいに流す
⑤ やわらかいタオルで、押さえるように水分をふき取る
洗うのは外側(外陰部)だけで十分です。
腟の中まで洗う必要はありません。
「やさしく、泡でなでるように」が基本と覚えておいてくださいね。
やってはいけないNGケア
・ナイロンタオルやスポンジで、ゴシゴシこする
・熱すぎるお湯で、長く洗い流す
・ニオイが気になるからと、1日に何度も洗いすぎる
・トイレのあとに、紙で強くこするようにふく
こすったり洗いすぎたりといった刺激は、肌の負担になることがあります。
「こすらない」を合言葉にしてみてください。
乾燥と摩擦への工夫
洗ったあとに肌がつっぱる、かさつく感じがあるときは、うるおいを補う方法があります。
下着・衣類の選び方
・綿など、通気性のよい素材の下着を選ぶという方法があります
・体をしめつけすぎない衣類にするという工夫もあります
・汗をかいたら、こまめに着替えるようにする
蒸れやこすれをためこまないことが、肌への刺激を減らすことにつながります。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL
毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。
フェミニン マッサージミルク <ローズ&イランイラン>125mL
デリケートゾーンやヒップ、下着のしめつけなどで乾燥が気になる部分を、毎日の保湿とマッサージでやさしくケアしたい方に向けたマッサージミルクです。
フェミセラオイル 50mL
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。
インティマM デリケートゾーン ウォッシュジェル マリーゴールドの香り 500ml
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
セルフケアで変えられないこと
ここは、正直にお伝えしたい大切なところです。
毎日のセルフケアでできるのは、肌への刺激を減らしたり、うるおいを与えたりして、肌をすこやかに保とうとすることです。
一方で、すでにある色の濃さそのものを、セルフケアで「消す」「元の色に戻す」ことはできません。
セルフケアは、あくまで肌の環境をととのえる習慣であって、色を変える方法ではないんですよね。
「ケアを続ければ必ず薄くなる」とうたうような情報には、慎重になってください。
色そのものへのアプローチや、原因をはっきりさせたいときは、医療の領域になります。
気になる気持ちが強いときは、医療機関で相談できる選択肢もあります。
ここまでできること・できないことを分けて考えられると、無理なく付き合っていけるはずです。
こんなときは受診を考えて|デリケートゾーンの受診の目安
色の変化そのものよりも、次のような症状があるときは、医療機関への相談を考えてほしいタイミングです。
・かゆみやヒリヒリ感、痛みが続くとき
・おりものの色やにおい、量にいつもと違う変化があるとき
・月経以外の出血(不正な性器出血)があるとき
・デリケートゾーンに腫れやできもの、ただれがあるとき
これらに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、相談して大丈夫です。
デリケートゾーンの悩みは、相談してもいいことなんです。
受診先に迷うときは、かゆみ・おりもの・出血などの症状があれば婦人科・産婦人科、肌のかぶれや湿疹が気になるときは皮膚科が相談先の目安になります。
妊娠中の方、産後まもない方、持病があって治療中の方は、自己判断で市販のケアを増やす前に、まずは主治医に相談してください。
妊娠中・産後に気になる症状があるときは、次の健診を待たずに、かかりつけの医療機関へ連絡してくださいね。
よくある質問
デリケートゾーンの黒ずみは、自分で消せますか?
セルフケアでできるのは、肌への刺激を減らしたり、うるおいを与えてすこやかに保とうとすることまでです。
すでにある色そのものを消す方法ではありません。
色がとても気になるときや、原因をはっきりさせたいときは、医療機関で相談できる選択肢もあります。
産後に色が濃くなった気がします。
元に戻りますか?
体の変化の感じ方には個人差があり、「必ずこう戻る」と一律にお伝えできるものではありません。
気になる変化が続くときや、ほかに気になる症状があるときは、無理に自己判断せず、産婦人科に相談してみてくださいね。
黒ずみが気になって、ゴシゴシ洗っています。
大丈夫ですか?
こすったり洗いすぎたりといった刺激は、肌の負担になることがあります。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、外部からの刺激物質や抗原が皮膚に接触することで、かゆみやヒリヒリ感を伴う接触皮膚炎が起こると説明されています。
泡でなでるように、やさしく洗うことを心がけてみてください。
かゆみもあるのですが、黒ずみと関係ありますか?
かゆみは、下着やナプキンによるかぶれなど、さまざまな原因で起こることがあります。
原因はひとつとは限りません。
かゆみやヒリヒリ感が続くときは、自己判断せず、婦人科や皮膚科への相談を考えてくださいね。
まとめ
毎日のセルフケアでできるのは、こすらずやさしく洗い、うるおいを与えて、肌への刺激を減らすこと。
すでにある色を消すものではありません。
かゆみ・おりものの変化・出血・痛みなどがあるときは、ひとりで抱えず、産婦人科や皮膚科に相談してくださいね。
デリケートゾーンのケアについてもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考
・公益社団法人 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 日焼け Q4 日焼けはどうして起こるのですか?」






























































