フェムケアオイルの選び方|乾燥ケアで迷わない3つのポイントと注意点

デリケートゾーンの乾燥やかさつき、むずむずする感じ。
洗うケアは知っていても、「保湿はどうすればいいの?」「オイルって何を基準に選べばいいの?」と、手が止まっている方は多いかもしれません。
人に聞きにくい場所のことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
情報を知るだけで、ぐっと選びやすくなります。
この記事では、フェムケアオイルを選ぶときの判断軸と、セルフケアでできること・できないことの線引き、そして受診を考えたい目安までを、順番に整理してお伝えします。
自分に合う1本を見つけるヒントとして、読み進めてみてくださいね。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
フェムケアオイルは「何を基準に選ぶか」で決まります
「どれを選べばいいか分からない」と感じたときは、価格やランキングより先に、次の3つの軸で見ていくと迷いにくくなります。
・デリケートゾーン専用として作られているか
・肌に触れたときの刺激が少ないか(香料や成分の好み)
・毎日続けやすいテクスチャーや使い心地か
この記事では、この3つの軸を順番にほどいていきます。
ひとつ先にお伝えしておきたいのは、オイルはあくまで「うるおいを与える」ためのものだということ。
かゆみやかさつきが続くとき、その裏に別の原因が隠れていることもあります。
あとの章でくわしく触れますが、「ケアすれば大丈夫」と決めつけず、気になる状態のときは医療機関に相談するという選択肢も、あわせて持っておいてくださいね。
先に知っておきたい、デリケートゾーンが乾燥しやすい理由
「選び方」の前に、そもそもなぜこの部分が乾燥しやすいのか、体のしくみを少しだけ知っておくと、ケアの意味が分かりやすくなります。
女性ホルモンの変化が関係することがあります
日本女性医学学会の一般向け解説によると、更年期を迎えると、ひどくかさついたり、皮膚の上を蟻がはうようなむずむずした感じが現れやすくなることがあり、これらは閉経に伴う女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌低下と少なからず関係があるとされています。
同学会は、皮膚そのものが、子宮・卵巣などの生殖器以外では最大のエストロゲンの標的臓器であることにも触れています。
日本女性医学学会によると、更年期の皮膚の変化には、閉経に伴う女性ホルモンの分泌低下が関係することがあります。
乾燥そのものが、むずむず・かゆみにつながることがあります
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、肌の乾燥のために、ちょっとした刺激で痒くなることがあると説明されています。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、肌の乾燥によって、ちょっとした刺激でもかゆくなることがあると説明されています。
ただし、同Q&Aは、かゆみの原因は乾燥だけではないことにも触れています。
この点は、受診の目安の章であらためてお伝えしますね。
今日からできるセルフケア|オイルを選ぶ・使う
ここからが本題です。
選び方の3つの軸にそって、具体的に見ていきます。
選ぶときの3つの判断軸
① デリケートゾーン専用かどうかを確かめる
② 香りや成分は「好みと刺激の少なさ」で
香りが強いと感じやすい方は、無香料という選択肢もあります。
③ テクスチャーは「続けやすさ」で選ぶ
さらっとしたオイル、こっくりしたバームなど、使い心地はさまざま。
入浴後にサッと塗りたいのか、しっとり包みたいのか、自分の生活に合うものだと続けやすくなります。
オイルの使い方のコツ
① 清潔な肌に使う
入浴後など、肌が清潔な状態のときに塗ると、なじませやすくなります。
② 少量を手にとり、やさしくなじませる
ゴシゴシこすらず、手のひらや指の腹で、そっと押さえるようになじませます。
③ 塗る部分はパッケージの表示に従う
製品によって、使ってよい部分の案内が異なります。
表示をよく読んで使ってくださいね。
やってはいけないNGケア
・強くこすらない
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、乾燥した肌はちょっとした刺激で痒くなることがあるとされています。
かゆいからと強く掻いたりこすったりするのは避けたいところです。
・顔や体用のものを無理に流用しない
・「たくさん塗れば早く変わる」と考えない
デリケートゾーンのにおいや清潔ケアそのものが気になる方は、デリケートゾーンのにおいが気になる方へ、フェムケアで始めるやさしい清潔ケアもあわせて読んでみてください。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
フェミセラオイル 50mL
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。
エイジングオイル
デリケートゾーンの乾燥が気になり、毎日のケアに保湿を取り入れたい方に向けたオイルです。
PUISSANTE ピュイサント インティメイト・バーム
フェムゾーンの乾燥や下着・衣類とのこすれが気になる方に向けた、フェムケア用のバームです。
このほかのアイテムは、保湿ジェル・クリームの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
セルフケアで変えられないこと
ここは正直にお伝えしたい章です。
・女性ホルモンの分泌そのものを、化粧品や雑貨で元に戻すことはできません
・乾燥以外が原因のかゆみや不快感を、オイルで解決することはできません
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、皮膚に何もできていないのにかゆくなる背景には、乾燥だけでなく、腎臓や肝臓の病気、糖尿病、ホルモン異常、内服薬などが関係していることがあると説明されています。
だからこそ、「オイルを使っているのに変わらない」というとき、それはケアの選び方の問題ではなく、医療の領域に入っているサインかもしれません。
セルフケアは、心地よく毎日を過ごすための習慣。
治療の代わりではない、という前提を持っておくと、次にとる行動を見きわめやすくなります。
こんなときは受診を|医療機関で相談する目安
次のようなときは、セルフケアで様子を見続けるより、医療機関への相談をおすすめします。
・かゆみやかさつきが、ケアをしても続くとき
・いつもと違うにおいやおりものの変化、出血、痛みがあるとき
・トイレが近い、尿が漏れるなど、排尿の変化が気になるとき
・どうしたらいいか分からず、不安が続くとき
日本女性医学学会は、皮膚の乾きやむずむずといった症状で悩む場合、婦人科の更年期外来などで相談することをすすめています。
また日本泌尿器科学会は、頻尿の原因は多彩で病気に関係することもあり、原因が思いあたらない場合は泌尿器科専門医を受診するよう案内しています。
かゆみについては、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aが、背景に体の病気が隠れていることもあると説明しています。
症状や気になる部分に応じて、婦人科・泌尿器科・皮膚科が相談先になります。
上に当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、相談して大丈夫です。
「こんなことで行っていいのかな」と迷う方は多いのですが、デリケートな場所のことこそ、専門家に聞いていい内容です。
受診は、あなたの不安を軽くするための選択肢のひとつですよ。
なお、妊娠中の方、産後まもない方、持病があって治療中の方は、新しいケアを始める前に、まず主治医に相談してください。
気になる症状があるときは、次の健診を待たずに、かかりつけの医療機関へ連絡してくださいね。
よくある質問
フェムケアオイルは毎日使ってもいいですか?
製品ごとに使い方の案内が異なります。
パッケージの表示に従って使うのが基本です。
使ってみて肌に合わないと感じたときは、使用を中止してくださいね。
オイルとバーム、どう違うのですか?
大きくはテクスチャー(使い心地)の違いです。
自分が続けやすいと感じるほうを選ぶ、という考え方で大丈夫です。
若い世代でも使っていいですか?
年齢で線引きするより、自分の肌の状態や心地よさに合わせて選ぶのがよいでしょう。
ただし、気になる症状があるときは、ケアより先に受診を検討してください。
使えば乾燥やかゆみは治りますか?
症状を治す目的のものではありません。
かゆみやかさつきが続くときは、医療機関に相談してくださいね。
妊娠中や産後でも使えますか?
体の状態には個人差があります。
妊娠中・産後の方は、使ってよいかを自己判断せず、まず主治医に相談してください。
まとめ
フェムケアオイルは、「デリケートゾーン専用か」「刺激が少ないか」「続けやすいか」の3つの軸で選ぶと迷いにくくなります。
乾燥以外が原因の不快感は、セルフケアの範囲外です。
ケアをしても続く症状や、いつもと違う変化があるときは、ひとりで抱えず、婦人科・泌尿器科・皮膚科に相談してくださいね。
フェムケアの基本や始め方をもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考
・日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 痒疹・かゆみ Q6 なぜ皮膚になにもできていないのに痒くなるのですか?」
























































