「フェム」とは?まず言葉の意味を整理しましょう

「フェム」は、英語の「Female(=女性のこと)」に由来する言葉です。

近年は「フェムケア」「フェムテック」といった形で使われることが増えました。

フェムケアとは、ざっくり言えば女性の体やライフステージに寄り添ったケアのこと。

デリケートゾーンの洗浄や保湿、生理期間の工夫、下着選びなど、その中身はさまざまです。

ここで知っておいてほしいのは、フェムケアは「病気を治すためのもの」ではないということ。

あくまで日々のセルフケアであって、気になる症状があるときの受診の代わりにはなりません。

その前提さえ押さえておけば、むずかしく考える必要はありません。

まずは「自分の体に目を向けてみる」。
そこがスタートです。

先に知っておきたい、女性の体のきほん

フェムケアを考えるうえで、土台になるのが女性ホルモンのはたらきです。

女性ホルモンは2種類ある

女性ホルモンは、おもに卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つを指します。

厚生労働省の情報サイトによると、エストロゲン(=卵胞ホルモンのこと)には、子宮内膜を増殖させて妊娠の準備をするほか、肌のつややハリを保つ、骨量を保持するといったはたらきがあるとされています。

プロゲステロン(=黄体ホルモンのこと)は、妊娠の成立に向けて体を整えるホルモンで、体温を上げたり、気分に影響したりすることがあるとされています。

この2つのバランスは、月経の周期の中でも変化していきます。

年代によって変化していく

女性ホルモンの分泌は、ライフステージによって移り変わっていきます。

厚生労働省の情報サイトでは、更年期になると女性ホルモンの減少による症状が多くなるとされ、40代以降は皮膚の乾燥や粘膜の萎縮、泌尿器の不調などがあらわれることがあると紹介されています。

ただし、気になる症状があるときは別です。
その見分け方は、このあとの「受診の目安」でお伝えします。

今日からできる、フェムケアのきほん

ここからは、はじめての方でも取り入れやすいケアの工夫を紹介します。

結果を保証するものではなく、あくまで毎日を心地よく過ごすための「工夫の一例」として読んでみてください。

洗うときの手順

ゴシゴシ洗いは避けたいところ。

① 洗浄料は、手のひらでよく泡立てる

② 泡で、外側をそっと包むように洗う

③ ぬるま湯で、泡が残らないようやさしく流す

④ 強くこすらず、タオルで押さえるように水けを取る

ていねいに、でも最小限に。
これがポイントです。

洗ったあとの保湿

ボディと同じように、デリケートゾーンにも保湿という選択肢があります。

やってはいけないNGケア

良かれと思ってやりがちな、避けたい習慣もあります。

・体の内側(腟の中)まで洗い込む

・ナイロンタオルやスポンジで強くこする

・においが気になるからと、1日に何度も洗う

毎日のケアに取り入れやすいアイテム

ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。

フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL

毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。

フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL

フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL

¥3,550税込

フェミセラオイル 50mL

デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。

フェミセラオイル 50mL

フェミセラオイル 50mL

¥5,750税込

pitôn Femcare Set

デリケートゾーンの乾燥や摩擦が気になり、「洗う」と「うるおす」の基本ケアをまとめて始めたい方に向けたフェムケアセットです。

pitôn Femcare Set

pitôn Femcare Set

¥15,650税込

このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。

肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。

セルフケアで変えられないこと

ここは、この記事でいちばん正直にお伝えしたい部分です。

毎日のフェムケアでできるのは、肌をいたわり、心地よく過ごすための「習慣づくり」までです。

たとえば、次のようなものはセルフケアの範囲を超えています。

・かゆみや痛み、強いにおいといった症状そのものを治すこと

・おりものの異常や不正出血など、体の内側で起きている変化への対応

・感染症や、ホルモンの大きな変化にともなう不調の治療

これらは、医療機関で相談する領域です。

セルフケアを続けても症状が続くときに「もっとがんばらなきゃ」と抱え込むのではなく、「ここからは専門家の出番」と切り替える。

その線引きができることが、自分の体を守ることにつながります。

こんなときは受診を。
婦人科を頼っていい目安

セルフケアと医療の境目に迷ったら、次のようなサインを目安にしてみてください。

厚生労働省の情報サイトでは、月経やおりもの、体の不調について「少しでも異常かも?と感じたら、早めに婦人科・産婦人科を受診しましょう」と呼びかけています。

・かゆみや痛み、強いにおいが続いている、または繰り返している

・おりものの色・量・においにいつもと違う変化がある

・月経の周期や経血量がいつもと大きく違う、月経以外の出血がある

・不安で、気持ちが落ち着かない

ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、相談して大丈夫です。

デリケートな部分のことを話すのは勇気がいりますが、婦人科は、こうした悩みを日常的に受け止めている場所です。

「こんなことで受診していいのかな」と思うくらいで、ちょうどいいんですよね。

なお、妊娠中の方や産後まもない方、持病がある方、治療中の方は、自己判断せず、まずはかかりつけの医療機関や主治医に相談してください。
妊娠中・産後に気になる症状があるときは、次の健診を待たずに、かかりつけの医療機関へ連絡しましょう。

よくある質問

フェムケアは、何歳から始めればいいですか?

年齢の決まりはありません。
女性の体はライフステージごとに変化していくものなので、「気になったときが始めどき」と考えて大丈夫です。
むずかしく考えず、洗い方を見直すところからで十分です。

デリケートゾーンは、専用のものでないと洗えませんか?

必ずしもそうではありません。
大切なのは、強くこすらず、泡でやさしく洗い、洗いすぎないこと。
肌質や好みに合わせて、心地よく続けられる方法を選んでみてくださいね。

毎日念入りに洗ったほうが清潔ですか?

洗えば洗うほど良い、というわけではありません。
やさしく、最小限に、が基本です。

ケアをしても、においやかゆみが続きます。
どうすれば?

我慢して続けるよりも、早めに婦人科・産婦人科に相談するのがおすすめです。

まとめ

「フェム」は女性に由来する言葉で、フェムケアは女性の体に寄り添う日々のセルフケアのこと。

洗い方は「泡でやさしく、洗いすぎない」、そのあとの保湿で肌をいたわる。
これがきほんです。

そして、セルフケアで変えられないこともあると知っておくこと。
気になる症状があれば、早めに婦人科を頼ってください。

フェムケアについてもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてくださいね。

※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

参考

・厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト(女性ホルモンとライフステージ)」

・厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト(月経について)」)

・厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト(更年期症状)」