デリケートゾーンの臭いが気になる原因と、今日からできるセルフケア・受診の目安

ふとした瞬間に、デリケートゾーンの臭いが気になる。
下着を替えても、こまめに洗っても、なんだかすっきりしない。
そんなモヤモヤを、誰にも言えずにひとりで抱えている方は少なくありません。
人に聞きにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、においに関係するといわれる要因を整理したうえで、今日からできるセルフケアと、セルフケアでは変えられないこと、そして受診を考えたほうがよい目安までをまとめました。
「気にしすぎかな」と思っている方も、どうぞ最後まで読んでみてくださいね。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
デリケートゾーンの臭いは、どう受け止めればいい?
まず知っておいていただきたいのは、デリケートゾーンのにおいには個人差があり、原因もひとつではない、ということです。
汗やムレといった生活のなかの要因が関係していることもあれば、からだの変化が関わっていることもあります。
一方で、においやおりものの変化の裏に、治療が必要な状態が隠れていることもあります。
だからこそ「気にしすぎ」と決めつけず、かといって不安になりすぎず、まずは落ち着いて要因を整理していくことが大切です。
この記事の後半では、どんなときに医療機関へ相談したらよいかの目安もお伝えします。
気になる症状が続くときは、自己判断だけで済ませず、婦人科に相談するという選択肢を持っておいてくださいね。
臭いに関係するといわれる要因を整理する
においは、いくつかの要因が重なって気になりやすくなると考えられています。
ここでは、よく挙げられるものを整理してみます。
生理やおりものによる変化
ただし、おりものの色・量・においがいつもと明らかに違う状態が続くときは、後半の「受診の目安」も読んでみてくださいね。
からだの変化やライフステージによる要因
からだの変化が、においの感じ方に関わることもあります。
今日からできるセルフケア
ここからは、暮らしのなかで取り入れやすいセルフケアを紹介します。
「におい=不潔」と思って強く洗いたくなるかもしれませんが、ゴシゴシ洗うことが必ずしも正解とは限りません。
清潔を保つための手順
① ぬるま湯で、デリケートゾーンの外側(外陰部)をやさしく流す
② 洗浄料を使うときは、手のひらでよく泡立ててから、泡でそっと洗う
③ ゴシゴシこすらず、ひだの間も指の腹でやさしく洗う
④ 洗浄料が残らないよう、ぬるま湯でていねいにすすぐ
⑤ タオルで押さえるように水けをとる
腟の内部まで洗い込む必要はありません。
外側を清潔に保つことを意識してみましょう。
やってしまいがちなNGケア
・熱すぎるお湯で長時間洗う
・ナイロンタオルやスポンジで強くこする
・においが気になるからと、1日に何度も洗いすぎる
・濡れたままの下着やナプキンを長時間つけたままにする
ムレをためこまない生活の工夫
清潔を保つことに加えて、ムレをためこまない工夫を取り入れてみるのもひとつの方法です。
・通気性のよい、綿などの素材の下着を選ぶ
・からだに密着しすぎる服を長時間続けて着ない
・汗をかいたら、下着をこまめに替える
・生理中は、ナプキンやシートをこまめに取り替える
これらは「におい対策」というより、デリケートゾーンを心地よく保つための習慣として、できそうなものから試してみてくださいね。
関連記事として、デリケートゾーンのにおいが気になる方へ、フェムケアで始めるやさしい清潔ケアもあわせて読んでみてください。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL
毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。
インティマM デリケートゾーン ウォッシュジェル マリーゴールドの香り 500ml
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
YES インティメイト・フォームウォッシュ 無香料
デリケートゾーンをやさしく洗いたい方に向けた、無香料タイプのフェムゾーン用ソープです。
このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
セルフケアで変えられないこと
ここは、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
一方で、次のようなことは、セルフケアだけで何とかしようとするのがむずかしい領域です。
・においやおりものの変化の背景に、治療が必要な状態が隠れているかどうかを、自分で見分けること
・ホルモンの変化そのものを、生活の工夫だけでコントロールすること
・市販のアイテムで、病気の有無を判断すること
洗い方や下着を見直しても気になる状態が続くとき、それは「ケアが足りない」のではなく、セルフケアの範囲を超えているサインかもしれません。
「ここから先は医療の領域」と線を引けることも、自分のからだを大切にするうえで大事な一歩です。
次の章で、その目安をお伝えします。
こんなときは婦人科の受診を
セルフケアを続けても気になる状態が変わらないときや、次のような症状があるときは、医療機関への相談を考えてみてください。
・おりものの色・量・においが、いつもと明らかに違う状態が続く
・不正出血(生理ではないタイミングの出血)がある、または繰り返す
・外陰部のかゆみ・痛み・はれなどをともなう
・発熱や下腹部の痛みをともなう
日本産科婦人科学会の一般向け解説では、異常子宮出血や不正性器出血を繰り返す場合、何らかの病気や初期のがんが潜んでいることがあるため、必ず近くの産婦人科を受診するようにと説明されています。
受診先としては、婦人科・産婦人科が目安になります。
ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、相談して大丈夫です。
「こんなことで受診していいのかな」とためらう方は多いのですが、デリケートゾーンの悩みは、婦人科にとって日常的に相談を受けている内容です。
誰にも言えずにひとりで抱えるより、一度プロに診てもらうほうが、ずっと気持ちが軽くなることもありますよ。
なお、妊娠中の方、産後まもない方、持病があり治療中の方で気になる症状があるときは、自己判断せず、次の健診を待たずに、かかりつけの医療機関へ連絡してくださいね。
よくある質問
毎日洗っているのに臭いが気になります。
洗い方が足りないのでしょうか?
やさしく洗ってもにおいが気になる状態が続くときは、洗い方以外の要因も考えられるため、婦人科に相談してみるのもひとつの方法です。
生理のときだけ、においが気になります。
ただし、生理が終わっても強いにおいやおりものの変化が続くときは、受診を考えてみてくださいね。
年齢を重ねてから、においや乾燥が気になるようになりました。
相談先があると思えるだけでも、気持ちが少し楽になりますよ。
デリケートゾーン専用の洗浄料は使ったほうがいいですか?
使う場合は、よく泡立てて泡でやさしく洗い、すすぎ残しのないようにするのがポイントです。
合わないと感じたときは無理に続けず、肌の様子を見ながら調整してくださいね。
まとめ
デリケートゾーンの臭いには個人差があり、原因はひとつではありません。
セルフケアでできるのは、清潔を保ち、ムレをためこまず、肌にやさしく接することまで。
気になる状態が続くときや、おりもの・出血・かゆみ・痛みをともなうときは、自己判断で済ませず婦人科に相談してくださいね。
ひとりで抱えこまず、できることから少しずつ。
フェムケアの基本を知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考

















































