フェムケアのやり方を一から解説|洗い方・保湿の手順と注意点

「フェムケアって、結局なにをどうすればいいの?」言葉はよく聞くようになったけれど、やり方がわからないまま、なんとなく過ごしている方は少なくありません。
デリケートゾーンのことは、友だちにも家族にも聞きにくいテーマ。
だからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、フェムケアの基本的な考え方から、今日からできる洗い方・保湿の手順、やりすぎないための注意点、そして受診を考えたい目安までを、順番に整理しました。
むずかしいことは必要ありません。
肩の力を抜いて、できそうなところから読んでみてくださいね。
この記事の監修者
今回紹介するアイテム一覧
フェムケアのやり方は「やさしく洗って、うるおいを守る」が基本です
フェムケアと聞くと、特別な手間がかかりそうに感じるかもしれません。
でも、やることはシンプルです。
外側をやさしく洗い、乾燥を防いでうるおいを守る。
まずはこれだけで十分なんですよね。
だからこそ、「しっかり洗う」よりも「やさしく扱う」ほうが、肌にとってはやさしい選択になります。
一方で、かゆみ・におい・おりものの変化などは、ケアだけでは解決しないこともあります。
こうした症状には病気が隠れていることもあるため、「ケアでなんとかする」ことと「受診したほうがよいこと」を、この記事では分けてお伝えしていきます。
はじめに、そもそもデリケートゾーンはどんな部分なのか、から見ていきましょう。
先に知っておきたい、デリケートゾーンの基礎知識
やり方の前に、体の仕組みを少しだけ知っておくと、「なぜやさしく洗うのか」が腑に落ちます。
皮膚がうすく、刺激に弱い部分です
つまり、刺激を減らすことが、デリケートゾーンをいたわる第一歩になります。
ゴシゴシ洗ったり、強い製品を使いすぎたりするのは、かえって負担になりやすいんですね。
腟の中には「自分で清潔を保つ力」があります
だから、腟の内側まで洗う必要はありません。
フェムケアで洗うのは、あくまで外側(外陰部)まで、と覚えておいてください。
今日からできるフェムケアのやり方【手順とNG】
ここが、この記事の中心です。
手順はとてもシンプルなので、気負わずにいきましょう。
基本の洗い方の手順
① ぬるま湯で、まず全体を軽く流す
② 洗浄料を手のひらでよく泡立てる
③ 泡を、外側の毛の生えている部分やその周りにのせる
④ 指の腹を使い、こすらずにやさしくなでるように洗う
⑤ ぬるま湯で、泡が残らないようにしっかりすすぐ
⑥ やわらかいタオルで、押さえるように水気をとる
ポイントは、手の泡でなでるように洗うこと。
ナイロンタオルやスポンジでこすったり、爪を立てたりするのは避けたい洗い方です。
洗ったあとの保湿
やり方は、顔のスキンケアと同じ発想で大丈夫です。
指で、やさしくなじませる程度で構いません。
やってはいけないNGケア
・腟の内側まで石けんやシートで洗う
・ナイロンタオルやスポンジでゴシゴシこする
・1日に何度も洗う、強い製品を使いすぎる
・濡れたまま下着をはいて、蒸れた状態を長く続ける
よかれと思ってやったことが、かえって刺激になることがあります。
「ていねいに」よりも「やさしく、ほどほどに」。
これがフェムケアのちょうどいい力加減です。
あわせて読んでみてください。
生活のなかでできる、ちょっとした工夫
ケアアイテムを使うことだけが、フェムケアではありません。
日常のなかにも、取り入れやすい工夫があります。
・通気性のよい下着を選ぶという方法があります
・ナプキンやおりものシートは、こまめに取り替える
どれも「こうすれば必ず防げる」というものではありませんが、蒸れや刺激をためこまない習慣として、無理のない範囲で試してみる価値はあります。
毎日のケアに取り入れやすいアイテム
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
フェミニン シフォン ソープ <ローズ&イランイラン>220mL
毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。
インティマM デリケートゾーン ウォッシュジェル マリーゴールドの香り 500ml
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
YES インティメイト・フォームウォッシュ 無香料
デリケートゾーンをやさしく洗いたい方に向けた、無香料タイプのフェムゾーン用ソープです。
このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
セルフケアで変えられないこと
ここは、正直にお伝えしておきたい大切なパートです。
フェムケアでできるのは、あくまで皮膚をやさしく清潔に保ち、乾燥を防いでうるおいを守ること。
肌の心地よさをととのえる習慣です。
一方で、次のようなことは、洗い方や保湿では解決できません。
・かゆみやおりものの変化の原因が、感染症などの病気である場合
・強い痛みや、くり返す不快感がある場合
・においやおりものが、いつもと明らかに違う場合
こうしたサインは、体からの「一度みてもらってね」という合図かもしれません。
セルフケアを続けても良くならないときに、「ケアが足りないのかな」と自分を責める必要はまったくありません。
できることと、専門家にゆだねたほうがよいこと。
この線引きを知っておくことが、遠回りをしないための近道になります。
こんなときは受診の目安に。
がまんしなくて大丈夫です
デリケートゾーンの症状は、相談しにくいからこそ、ひとりで様子を見てしまいがちです。
でも、次のような場合は、医療機関に相談することをおすすめします。
・おりものの色やにおい、量が、いつもと明らかに違う
・強いかゆみやヒリヒリした痛み、不正出血がある
・排尿のときに痛みがあるなど、ほかの症状もある
・セルフケアを続けても、症状が良くならない
厚生労働省によると、性感染症は症状がない場合もあり、治療しないと不妊や深刻な合併症につながることがあります。
厚生労働省は、性感染症への感染リスクや不安がある場合には、検査を受けることが大切だと案内しています。
厚生労働省は、性器周辺の症状がある場合の相談先として、産婦人科や泌尿器科を案内しています。
かゆみやかぶれなど皮膚の症状が中心のときは、皮膚科が力になってくれることもあります。
ここに当てはまらなくても、「なんだか気になる」「不安だな」と感じたら、それだけで相談していい理由になります。
受診は、特別なことでも恥ずかしいことでもありません。
あなたの体のことを、いちばんに考えていい場所です。
よくある質問
フェムケアは毎日やらないといけませんか?
毎日ガチガチにやる必要はありません。
洗うのは入浴のときにやさしく、保湿は乾燥が気になるときに、というように、自分のペースで続けるのがおすすめです。
大切なのは、強くやりすぎないことと、負担なく続けられることです。
普通のボディソープで洗ってはいけませんか?
絶対にダメ、というわけではありません。
ただ、デリケートゾーンの皮膚はうすくて刺激に弱いので、どんな洗浄料を使うにしても、よく泡立てて、こすらずにやさしく洗うことが大切です。
腟の中も洗ったほうが清潔ですか?
いいえ、内側まで洗う必要はありません。
フェムケアで洗うのは、外側までで十分です。
洗ったあとに、かゆみやムズムズが出ることがあります
それでも続く場合や、おりものの変化・痛みをともなう場合は、ケアで様子を見ずに医療機関に相談しましょう。
まとめ
フェムケアのやり方は、むずかしいものではありません。
・外側をやさしく洗い、乾燥を防いでうるおいを守る
・ゴシゴシ洗い・洗いすぎ・内側の洗浄は避ける
・おりものの変化や痛み、続く不快感があるときは、ケアで抱えこまず受診を
正しいやり方を知れば、毎日のケアはぐっと気楽になります。
自分の体をいたわる時間として、できそうなところから始めてみてくださいね。
フェムケアの選び方や基礎知識をもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考

















































