
デリケートゾーンのケアに興味はあるけれど、「フェムケア製品って、何をどう選べばいいの?」と、立ち止まっていませんか。
種類が多くて、そもそも自分に必要なのか、どれが合うのかも分からない。
そんな段階にいる方は、めずらしくありません。
人には聞きにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、フェムケア製品にはどんな種類があるのか、選ぶときに見ておきたいポイント、そして日々のケアでできること・医療に相談したほうがよいことを、やさしく整理します。
気負わずに、自分のペースで始めるための地図として読んでみてくださいね。
「フェムケア製品」という言葉を聞くと、専門的で難しそうに感じるかもしれません。
でも、やろうとしていることはシンプルです。
フェムケア(=女性の体やデリケートゾーンをいたわるケアのこと)の製品は、おもに外から見える部分をやさしく洗ったり、うるおいを与えたりするためのアイテムです。
多くは化粧品や雑貨にあたります。
はじめに結論からお伝えすると、選び方の基本は、自分の肌や生活に無理なく合うものを選ぶこと。
高機能なものや、たくさんの役割を兼ねたものを探すよりも、「続けやすいかどうか」を大切にするほうが、気持ちよく習慣にしていけます。
ひとつだけ、先にお伝えしておきたいことがあります。
デリケートゾーンの悩みの背景は、ひとつとはかぎりません。
かゆみや乾き、尿の変化などが続くときは、製品だけでなんとかしようとせず、医療機関に相談できます。
受診の目安は、記事の後半でお伝えしますね。
製品の話に入る前に、ケアする場所のことを少しだけ知っておくと、選ぶときの迷いが減ります。
デリケートゾーンは、その名のとおりデリケートな部分です。
顔のスキンケアと同じように、やさしく扱ってあげたい場所、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
におい、ムレ、乾き、かゆみ。
こうした悩みは、何かひとつの原因だけで起こるとはかぎらず、いろいろな要因が重なっていることがあります。
においやかゆみなど、気になる症状があるときは、セルフケアだけで対処しようとせず、医療機関に相談してください。
日本女性医学学会によると、更年期には、女性ホルモンの分泌低下などに伴って、皮膚の乾きやむずむずする感じが現れやすくなることがあります。
日本女性医学学会は、更年期に現れる皮膚の乾きやむずむずする感じについて、閉経に伴うエストロゲン(女性ホルモンのひとつ)の分泌低下が関係していると説明しています。
「年齢のせいかな」と感じる変化の背景に、こうしたしくみがあることもあるんですね。
ここがいちばんお伝えしたいところです。
まずは毎日の習慣から、そのあとに製品の選び方を見ていきます。
特別な道具がなくても始められる工夫があります。
結果を約束するものではありませんが、心地よく過ごすための一例として参考にしてみてください。
・ごしごしこすらず、よく泡立てて、泡でそっと洗う
・洗うのは、外から見える部分をやさしく、という方法から始める
・熱すぎるお湯ではなく、ぬるま湯で洗い流す
・下着やナプキン、おりものシートは、こまめに取り替える
・通気性のよい下着を選んでみる
ていねいにケアしようとするあまり、一日に何度も強く洗ったり、長く洗いすぎたりしてしまうこともあります。
「きれいにしなきゃ」と頑張りすぎず、ほどほどを心がける。
これも立派なセルフケアです。
フェムケアそのものの基本を知りたい方は、フェムケアの基本的なやり方と注意点をまとめた記事もあわせて読んでみてくださいね。
いざ選ぶとなると、何を基準にすればいいか迷いますよね。
① 使う場所に合っているか。
表示を見て、外から見える部分(外陰部)向けのものかを確認します
② 香りの有無や好み。
香りを楽しみたいか、ないほうが落ち着くか、自分の心地よさで選びます
③ 使い心地と続けやすさ。
毎日のことなので、テクスチャーや手軽さが続くかどうかを左右します
④ 成分表示を確認すること。
使ってみて合わないと感じたら、無理に続けず使用を控えましょう
それで十分な第一歩です。
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
毎日のデリケートゾーンをやさしく洗いたい方や、全身をやさしい使用感で洗いたい方に向けた弱酸性の泡ソープです。
デリケートゾーンを毎日の入浴でやさしく洗い、清潔に保ちたい方のためのウォッシュジェルです。
デリケートゾーンをやさしく洗いたい方に向けた、無香料タイプのフェムゾーン用ソープです。
このほかのアイテムは、ソープ・ウォッシュの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
ここは、正直にお伝えしておきたい大切なところです。
フェムケア製品は、肌を清潔に保ったり、うるおいを与えたりする習慣を支えるもので、病気を治すためのものではありません。
かゆみ・乾き・におい・おりものや尿の変化などの背景には、日々のケアだけでは変えられない体の状態が関わっていることもあります。
日本女性医学学会は、更年期の皮膚の乾きやむずむずする感じには、エストロゲンの分泌低下が関係していると説明し、こうした症状で悩む場合は婦人科の更年期外来などで相談することをすすめています。
また、トイレが近い、尿が漏れるといった症状は、本来は泌尿器科で扱う内容で、婦人科でも相談できると案内されています。
製品にできるのは、あくまで「心地よく保つ習慣を支えること」。
ここを正しく知っておくと、期待と現実のギャップに、がっかりせずにすみます。
年代を問わず、気になる症状があるときは、相談してよいのだと知っておいてください。
とくに、次のような場合です。
・乾きやかゆみ、むずむずする感じが続く、気になる。
日本女性医学学会は、更年期に皮膚の乾きやむずむずする感じが現れやすくなると説明し、こうした症状で悩む場合は婦人科の更年期外来などで相談することをすすめています
・トイレが近い、尿が漏れるといった症状が続く。
こうした尿の症状は、婦人科でも泌尿器科でも相談できます
・尿がとても出にくい、排尿後も膀胱内に尿が多く残る状態が続く。
日本女性医学学会は、このような場合、泌尿器科を受診して詳しく調べてもらうことをすすめています
ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば、がまんせずに相談してください。
「こんなことで行ってもいいのかな」とためらう方も多いのですが、相談していいことなんです。
受診は、あなたの不安を軽くするための選択肢のひとつです。
いいえ、義務ではありません。
心地よく過ごすための習慣のひとつなので、「気になったときに、自分のために取り入れる」くらいの気持ちで大丈夫です。
合わなければ、使わない選択もあります。
まずは、外から見える部分をやさしく洗うところから始めてみてください。
腟の内部のことで気になる点があるときは、自己判断せず、医療機関に相談すると安心です。
リラックスできる香りが心地よい方もいれば、何もないほうが落ち着く方もいます。
体がとてもデリケートな時期です。
使ってよいか迷うときは、自己判断せず、かかりつけの医療機関や主治医に相談してから取り入れましょう。
気になる症状があるときは、次の健診を待たずに連絡してください。
フェムケア製品選びは、むずかしく考えなくて大丈夫です。
外から見える部分をやさしく洗うことが日々のケアの一例です。
乾きが気になる場合は、セルフケアだけで対処しようとせず、医療機関に相談してください。
そのうえで、自分の肌や生活に無理なく合う、続けやすいものを選ぶ。
これが基本です。
そして、かゆみや乾き、尿の変化などが続くときは、製品だけで抱えこまず、婦人科や泌尿器科に相談できることも、どうか覚えておいてください。
もっといろいろなアイテムや情報を見てみたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてくださいね。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考