
デリケートゾーンの乾燥やつっぱり、なんとなく気になるけれど、人には聞きにくい。
「フェムケアオイルって聞くけど、どう使えばいいの?」「そもそも自分に必要なの?」と、検索しては迷っている方も多いのではないでしょうか。
人に相談しにくいことだからこそ、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
この記事では、デリケートゾーンが乾燥する背景と、オイルを使った毎日のケアの取り入れ方、選ぶときの目安、そして「セルフケアでできること・できないこと」の線引きまで、順番に整理してお伝えします。
読み終えるころには、次の一歩が見えているはずです。
まず結論からお伝えします。
フェムケアオイルは、デリケートゾーンの乾燥やつっぱりが気になるときに、肌にうるおいを与えるための保湿アイテムのひとつです。
顔や体をお手入れするのと同じ感覚で、入浴後などに外陰部(=デリケートゾーンの外側の皮膚の部分)にやさしくなじませる、という使い方が基本になります。
ただし、オイルはあくまで毎日のお手入れの工夫です。
かゆみ・痛み・おりものの変化・出血など、気になる症状があるときは、保湿だけで様子を見るのではなく、医療機関への相談を考えてほしいサインです。
「どこからがケアで、どこからが受診か」は、この記事の後半でくわしく線引きしていきますね。
ここでは、乾燥の背景にある体のしくみを整理します。
女性の体は、エストロゲン(=卵巣から分泌される女性ホルモンのひとつ)の影響を一生を通じて受けています。
厚生労働省の情報サイトでは、エストロゲンには肌のつややハリを保つ働きがあり、更年期になると女性ホルモンの減少による症状が多くなると説明されています。
同じサイトでは、40代・50代以降の年代で起こりやすい変化のひとつとして、皮膚の乾燥や粘膜の萎縮が挙げられています。
汗やおりものが気になると、つい念入りに洗いたくなるものです。
ここがいちばんお伝えしたいところです。
むずかしいことはありません。
毎日のお風呂上がりに、ひとつ手順を足すイメージで取り入れてみてください。
① 入浴時、デリケートゾーンはぬるめのお湯でやさしく流す。
洗浄料を使うときはよく泡立て、泡で包むように洗って、しっかりすすぐ
② お風呂から上がったら、タオルで押さえるように水けをやさしくオフする
③ 清潔な手にオイルを少量とり、外陰部の皮膚(外側)にやさしくなじませる
オイルは外側の皮膚に使うのが基本です。
腟の内部には塗り込まないようにしてくださいね。
・ヒリヒリする、赤みがある、傷がある状態のまま使い続ける
・「気になるから」と洗浄を何度もくり返す
使っていて刺激を感じたときは、いったん中止してください。
症状が続く・強くなるときは、自己判断で続けず、医療機関に相談しましょう。
デリケートゾーンの清潔ケアの基本については、デリケートゾーンのにおいが気になる方へ、フェムケアで始めるやさしい清潔ケアもあわせて読んでみてください。
せっかく使うなら、続けやすいものを選びたいですよね。
選ぶときの目安を整理しておきます。
・テクスチャーの好み:さらっと軽いものか、しっとり包むタイプか。
続けやすさは「使い心地の好み」で決めてよい部分です
・香りの有無:無香料がよいか、ほのかに香るものがよいか。
リラックスできるかどうかも続けるポイントです
ここからは、FemLifeで取り扱っているアイテムを紹介します。
いずれも毎日のお手入れに使うもので、症状を治したり、体の状態を変えたりするものではありません。
デリケートゾーンの乾燥が気になり、日々の保湿ケアやマッサージを心地よく取り入れたい方のためのフェムゾーン用オイルです。
デリケートゾーンの乾燥によるかさつきが気になり、うるおいを与えるケアを取り入れたい方に向けたオイルエッセンスです。
デリケートゾーンの乾燥や摩擦が気になり、毎日のうるおいケアを取り入れたい方に向けたフェムケアオイルです。
このほかのアイテムは、保湿ジェル・クリームの一覧にまとめています。
肌に合わないと感じたときは使用をやめ、気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
ここは正直にお伝えしたい、大切なところです。
一方で、保湿のお手入れだけでは届かないこともあります。
・かゆみや痛みの原因そのものを突き止めること
・おりものの変化や出血など、体のサインが示している状態を見分けること
・ホルモンの変化による体の変化そのものへの医学的なアプローチ
これらは、セルフケアの範囲を超えています。
「保湿を続けていればすべて解決する」と考えてしまうと、相談したほうがよいサインを見逃してしまうことがあります。
ケアはケア、相談は相談。
この線引きを持っておくことが、結果的に自分の体を大切にすることにつながります。
次のような場合は、保湿で様子を見るのではなく、医療機関への相談を考えてみてください。
・かゆみや痛み、ヒリヒリする感じが続く、または強くなる
・おりものの色・量・においがいつもと違う
・不正出血がある
・乾燥やしみる感じが続いて、日常生活が気になるレベルになっている
ここに当てはまらなくても、気になる症状や不安があれば相談して大丈夫です。
デリケートゾーンの悩みは、婦人科で相談できます。
厚生労働省の情報サイトでも、更年期の不調がつらいときは、がまんせず早めに婦人科を受診するとよいと案内されています。
「こんなことで行っていいのかな」とためらう必要はありません。
相談していいことなんだ、と思って大丈夫です。
妊娠中の方、産後まもない方、持病があって治療中の方は、オイルなどのケアを始める前に、まずはかかりつけの医療機関に相談してくださいね。
気になる症状があるときは、次の健診を待たずに、かかりつけの医療機関へ連絡してください。
毎日のお手入れとして取り入れている方もいます。
肌に合うかどうかには個人差があるので、まずは少量から始めて、刺激を感じないか様子を見ながら続けるのがおすすめです。
ヒリヒリする・赤くなるなどがあれば中止してください。
基本は外側の皮膚(外陰部)に使います。
腟の内部に塗り込むことは想定されていません。
内側の乾燥やしみる感じが気になるときは、自己判断せず婦人科で相談してみてください。
どちらを使うかは、今の悩みや肌の状態しだいです。
乾燥やつっぱりが気になるならうるおいを守るケア、蒸れや汚れが気になるなら洗うケア、と目的で考えると選びやすくなります。
両方を無理に使う必要はありません。
デリケートゾーンは刺激を感じやすい部分です。
初めてのアイテムは少量から試し、合わないと感じたら使用をやめましょう。
心配なときや、肌トラブルが続くときは、医療機関に相談すると安心です。
最後に要点を整理します。
・厚生労働省の情報サイトでは、40代以降の年代にみられる症状として、皮膚の乾燥や粘膜の萎縮が挙げられています
・オイルは、入浴後に外側の皮膚へやさしくなじませる「毎日の保湿の工夫」。
こすらず、少量から試すのが基本です
・かゆみ・痛み・おりものの変化・出血などがあるときは、保湿で様子を見ず、婦人科への相談を
デリケートゾーンのケアは、自分をいたわる時間でもあります。
無理のない範囲で、心地よく続けてみてくださいね。
フェムケアの始め方をもっと知りたい方は、FemLife(フェムライフ)のトップページものぞいてみてください。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
参考